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大谷田就労支援センターの支援の考え方や普段の様子を載せていきます!

名もなき支援者連絡ノート 日記

2012年05月24日 それぞれの想い

ご連絡ありがとうございます。

お子さんが生まれてからこれまでの生活、センターに入られるまでの苦労や様々な想いをお話しいただきありがとうございます。また将来の生活に対する不安も尽きることはないぐらいあったんですね。親御さんがこれまで色々な壁にぶつかり、悩みや不安、憤りや無力感、孤独感など、様々な想いを抱えてお子さんを支えてきたことは、想像を越えるような苦労をされてきたこととお察しいたします。

もちろんこれまで一緒に過ごしてきた楽しみや、お子さんがこれまで一歩一歩成長されてきた喜びもあってこそのことだと思います。

私のような者から、そのような親御さんが抱える悩みや悲しみなどについて意見することはできませんが、今回はお子さんとしての立場からお話をさせていただきます。

色々なことに対して、子どもに対して「ごめんね、ごめんね・・・」と親は考え続けてしまいます。生活の不自由さを目の当たりにすると、自分の責任でなってしまっていると責めてしまいますよね。

でも、子どもの立場からすれば、「障がい」は日常の一部というか「今ここにある自分」の一部でもあります。

確かに障がいそのものを意識することはあり、そのことに関連して不自由さやできないことに悩み傷つくこともありますが、今その時の自分自身を受け入れていると思います。

当たり前に学校に行き、仲間をつくり、楽しんだり、社会人となって働くことを通して社会と関わりを持ちながら成長し、何かの役に立ったり、何かに生き甲斐を見いだせたり、自分の意志によって生活を組み立てていく。それができれば満足していけます。ある晴れた一日

生きていく過程で、障がいによって、何かができない、何かを制限されるといった弊害はあります。それでも自分が選んで満足できる生活を望みます。

親と子どもの立場や受け止め方の違いはありますし、誰もが将来のことは分かりません。だからこそ自分たち(ご本人も含め周囲の支える方達)で作り上げていかなければならないと感じています。

それぞれの想いを大事にしていきたいと思っています。