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名もなき支援者連絡ノート 日記

2013年09月24日 福祉の仕事 就職フォーラム

先日、新卒学生などを対象とした「福祉の仕事 就職フォーラム」に、あいのわ福祉会が出展し、私も参加させていただきました。

会場は東京国際フォーラムで行われ、あいのわ福祉会もブースを設けて、来場の学生さんに対して職場の説明などをさせていただきました。法人のブースに90名を越える方の来場がありました。

学生さんは熱心に話を聴いており、各々自分の興味がある事業分野のブースを回っていました。ここから、将来の福祉やあいのわ福祉会を担う人材が出てくるわけですね。長い目で期待していきたいと思います。

あいのわ福祉会のブースこのフォーラムの参加者や近年の学生さんの実習を見ていると、きちんと目標を持って将来の就職先に向かって取り組んでいる方が多いなあと実感しています。学生さんから話を聴いてみると、実際の就労現場は知らずとも、自分なりに働く場のイメージを持っている方が多いですね。今では障がい福祉の分野でもいろいろな事業形態がありますし、個々の事業所単位で考えれば行っているサービスや活動も変わってきます。その中で、新卒の学生さんが働いていく選択肢も増えていくと思います。

学生さんが新社会人として働いている実態も見ていますが、少し気になるのは、現場も知らずに自分はこの仕事がいい、この仕事しかしないという固定観念を持って入ってくる方がいます。そうすると、自分が考えていた事前イメージと配属されてからのイメージが違うので、辞めてしまう方もいらっしゃいます。

「若い内の経験は買ってでもしろ」という諺がありますが、今では、その経験がどのように自身の能力に結びつくかのイメージもわからないことがあります。例えば、下積みなどの仕事では先の見えないことが多いので、何のためにこの仕事に取り組むかという意義や目的がないと積極的に仕事にできない方もいらっしゃいます。確かに新しい経験に対する不安や戸惑いなどはあるかもしれませんが、近年では、研修制度や考課制度などの導入もあり、現場の中で着実に社会人としての基礎力を付けていくこともできると思います。一つの現場の中で数年間、基本的な力を蓄えてから、自分の目指す分野の勉強や実績を積んでいくことの道筋を立ててみると良いと思います。実際にやってみないとわからないことって本当に多いと思います。

自分自身が将来福祉の現場の中でどのような働き方をしたいのか、そのために時間をかけてでも身に付けなければならないスキルというものもあります。このようなことを上司と先輩と共有して、同じ目標を持ってみてはいかがでしょうか。